2015年3月7日土曜日














米ヶ袋とジンジャーエール



WILKINSONの辛いジンジャーエール
今はなき私立現代美術館
僕はあの場所でこの辛いジンジャーエールの味を覚えた。
今でこそいろんなお店で置いているけれど
当時はなかなかなかったから
僕のまわりでもそんな人は多い。

私立現代美術館。
格好良かった。
モダンな建築の地下
ブラックライトの明かりの薄暗い階段を下りて、
青いトイレ
庭師のいない世界のような攻撃的なほど生い茂った緑のテラス
マイルス・デイヴィスの次にジミ・ヘンドリクスをかけるような
絶妙な音楽センス
Cy Twomblyもここで知ったし
Mark RothkoやBasquiatのポスターはどれも見たことがないものばかりだった
世界のどこにいるのかわからなくなる場所
アーティスティックな宇宙のどこかの場所
音楽やアートは美しく
そしてちょっとした知性の魔法のようなものがあった
そして米ヶ袋の静かな夜道を歩いて帰る感じもとてもよかった

センスとはこういうものだと思い知らされた場所
(”思い知らされる”という言葉は一方的だけど本当にそんな感じだ)
ずっとアイデンティティーに響いている。
いろいろと画集を見せていただいて
いろいろなアーティストを教えていただいた
そして当時は自分が客側だったのが
今はその方にコーヒーを淹れているという。
ポケットにしまった(もちろん胸ポケット)アイデンティティーが
時間を通り越してまた戻ってくる。


米ヶ袋とジンジャーエール
私立現代美術館
Twombly
Dry-Wet
ジャングルの中の金魚