2016年10月12日水曜日


















馬の鞍の下の背の汗の滴の落下の様子の観察の
ノートの隅の窓の外の明りの源の方角の指示の
線の色の赤の鮮度の追求の的の中心の人の輪の
回転の速度の危険の印象の絵の前の河の岸の崩
壊の歴史の涯の旅の宿の休息の止り木の鳥の解
体の道具の置き方の注意の標識の傍の枕木の直
列の電池の電力の開発の努力の末の娘の指の遊
びの一つのリンゴの包の紐の凝灰の記憶の喪失
の朝の生命の氷河期の病の底の訴訟の磁界の交
配の苦悩の起結の装置の垂直の壁の影の黒の重
さの静けさの精神の糸の絡みの面の接触の床の
光の陰雲の湿度の空気の密度の物質のガラスの
透明の眼差しの反射の屈折の揺らめきの風景の
推移の時間の切断の破片の分散の感性の孤独の
空白の 粒子の中へ 兆みる。
































という詩で始まる
榎倉康二・高山登・中西夏之の83年9月に
ギャラリー21で開催された展示のパンフレット、
「空白の 粒子の中へ 兆みる」をいただきました。
詩は誰のものかは記載されてはいませんが
冒頭にこんな詩を入れる展示はどんなものだったのか。
すごいメンツです。
最後にそれぞれのプロフィールと作品写真が載っているのですが
作品写真は切り取ってポストカードとしても使えるようになっています。